人間の行動って 「目的」と「方法」 に集約される。これ以外に人間の行動原理を説明できるフレームワークは無いんじゃね?
masaru
STRAWBERRY FROG LABORATORY
言語化をする時にこれを意識するようになってから、言語化が随分と楽になりました。どんな言葉も、必ず相対的であり、観察者(本人)ありきの関係性で作られているのです。人間が持つ概念に、あとから名称をつけたもの。それが言葉の正体です。
例えば、JW的にはもっとも関わりが深い言葉「愛」。愛という言葉は、人間に欠かせない概念のひとつで、関係性において意味がコロコロ変わる面白い言葉です。この言葉の本質は「己がある対象を求め続ける欲求」です。本人と対象の相対関係によって、この本質を持つ言葉は多種に使い分けられます。
どの言葉にしても「己がある対象を求め続ける欲求」を相手との関係性において表現した概念です。そう考えると「偽りの愛」なんて言葉は、実に複合的な言葉で、本人が期待通りの行為を得られない時に生まれる感情を表した言葉だったりします。
例えば、相手に対して犠牲を捧げていると思っていたが、その見返りが返ってこない、もしくは見返りが期待外れであった場合に、「偽りの愛」と感じます。この感情は本人の期待と現実のギャップから生まれるものであり、愛を動機とした相対的な言葉と言えるでしょう。
言葉は人間の概念から生まれることを理解してからは、言語化が楽になりました。物事の正しい状況を分析するにも、自分の感情や関係性を整理するにも、言語化は非常に便利です。言葉に踊らされないことが、生きやすさのコツの一つだと思います。